2017年にビットコイン・イーサリアム・リップルなど、すべての仮想通貨が暴騰して億り人(億万長者)が誕生しましたね。
そのニュースなどを見て、実際に仮想通貨の売買を始めた人もいると思います。
しかし、2018年1月に仮想通貨取引所の「コインチェック」がハッキング被害にあって、当時のレートで約500億円相当のネムを盗まれる事件が起きました。
そこで、セキュリティー対策をしっかりしないといけないことが再認識されたされたと思います。
必要最低限のセキュリティー対策
パスワードの長さ
ハッカーのほとんどは「ブルートフォース攻撃」を使用してきます。
アルファベット(小文字)の4桁・6桁なら1秒、8桁でも46秒・10桁で9時間と1日もかからずにパスワードが解析されます。
そこで推奨したいのが、アルファベット(小文字・大文字)・数字・記号の組み合わせです。10桁以上であれば、300年かかるみたいです。
[box class=”yellow_box” title=”ブルートフォース攻撃とは”]すべての文字の組み合わせを総攻撃する手法です。 文字数などで解析時間は左右されるが、最後には必ず突破されます。[/box]
パスワードの使いまわしをしない
めんどくさいかもしれませんが、パスワードの使いまわしは止めた方がいいです。
理由は簡単で、パスワードが解析されたら、芋づる式で使用しているすべての取引所が被害に合います。
1つ1つパスワードが違えば、1つのサイトで被害を食い止めることができます。
自分で考えるのがめんどくさい人は、パスワード生成ツールを使用するといいかもしれません。
ブラウザに保存しない
1回1回入力するのがめんどくさいという理由から、パスワードをブラウザ上に保存している人がいますが、これも止めたほうがいいです。
パソコンを乗っ取られたら簡単に取引所へアクセスされます。
面倒ですが、必ず手入力するようにしましょう。
2段階認証の設定をする
ほとんどの取引所で2段階認証は義務化されているので、設定している人がほとんどだと思います。
「ブラウザ上に保存しない」でも言いましたが、めんどくさいという理由でブラウザ上に保存しないで、手入力するようにしましょう。
ハードウォレットを活用する
上記で書いた対策をしていても、取引所がハッキング被害に合えば、全く意味がありません。
そこで、取引所ではなく自分で管理したいという人におすすめなのが「ハードウォレット」です。
簡単に説明すると、USBみたいな物に自分が所有する仮想通貨を移動させます(金庫に入れるイメージ)。ネットに繋がっていない状態(オフライン)で管理するのでハッキングされる心配がありません。
ただし、パスワードを忘れたら2度と復活することができないリスクがあります。各自考えが違うでしょうけど、少額なら取引所に置いておいていいと思います。